企業再生
企業再生とは、端的に言えば、経営危機に瀕した企業の経営を建て直すことです。
一般的に、企業再生といえば、会社更生・民事再生といった法的手段や、合併・吸収・増資・リスケジュール・DES・DDS・資産売却といった財務的手段のイメージが強いと思います。
当事務所所長などの中小企業診断士は、これらとは多少異なり、損益ベースでの事業再生を得意としています。
前記の法的手段や財務的手段が外科的手法とすれば、内科的手法ともよばれるものです。
具体的には、マーケティング戦略・販売促進などにより売上高増加を図り、一方で経費節減や業務効率化でコストダウンを進め、併せて損益の改善を図るものです。
賃金制度・人事考課制度の見直しや労働時間管理により、人件費の適正化を図る場合もあります。(その場合は、従業員のモチベーションが低下したり、人材が流出したりするものにならないよう細心の注意が必要です。)
外科的手法と内科的手法の両方が必要な場合は、法律や財務の専門家や、金融機関と協力しながら進めることもあります。
企業再生は、中小企業診断士にとって、最もコアな業務と言えます。
All Rights Reserved, Copyright(c) 2007 小松労務経営事務所
|